HIPHOPは「生き方」か?「音楽ジャンルのひとつ」か? - 666 from 666CONNECTION

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HIPHOPは「生き方」か?「音楽ジャンルのひとつ」か?

日本人の言うHIPHOPとは

「生き方」

なのか?

「音楽ジャンルの一つ」

なのか?

「生き方」なのだとしたらどんな「生き方」をHIPHOPと呼ぶのか?

「音楽ジャンルの一つ」なのだとしたらどんな「音楽ジャンル」なのか?

誰一人明確で満足のいく説明をしてくれるHIPHOPアーティストはいない。



HIPHOPが「生き方」なのだとしたら…

どんな「生き方」のことをHIPHOPと呼ぶの?

ペンを握りリリックを書き、スタジオでレコーディングをし、その合間に親指でSNSを更新し、楽曲をリリースしたりライブしたり…

これは「生き方」というよりはラッパーとしての「表現活動」かな?

『HIPHOPは生き方』

だと言うなら

「ならばお前はどんな生き方をしているんだ?」

と聞きたい。

そもそもややこしいんだよ

「HIPHOPは生き方」だなんて表現がさ。

なぁ~んて言ってるが俺自身も以前は

「HIPHOPとはライフスタイル」

なんて軽々しく言っていた。

HIPHOPの意味も分からずにね。



今も分からない

HIPHOPというものが何か。

だからこうして他人の発言を揚げ足取って考えている。



でも

「HIPHOPは生き方」

という定義から一度離れて

「HIPHOPは音楽ジャンルの一つ」

って考えると少し理解出来そうな感じ。

つまり

HIPHOPとは

生き方をリアルに表現する音楽ジャンルのひとつ

とね。


ん~

でもなぁ

そんな音楽なら他にも沢山あるし…

そうか

「生き方をリアルにラップで表現する音楽ジャンルのひとつ」

なら少し近づけそうだ。



待てよ

他人の音楽で自己を表現しようとしているDJはどうする?

「自分の好きなHIPHOPミュージックを広める為の音楽活動の一つ」

かな?

ラッパーの「音楽"ジャンル"」とDJの「音楽"活動"」と分けてみる。

このラッパーとDJとの共通点は?

待て待て

そもそもDJって何だ?

何かを表現しようとしているのか?

フロアを盛り上げる為のものなのか?

DJもHIPHOPなのか?

HIPHOPを流すDJだから「HIPHOP DJ」なのか?

ますます分からなくなる。

もしかしたら

「DJ自身が好きな海外の音楽を日本に輸入して聴かせ、人と価値観を共有して共に楽しみたい」

ということなのかな?

となるとこれは

特定の音楽ジャンルを好きで取り扱う"DJ"という音楽活動

ということになるのかな?

あれ?

ラッパーとHIPHOP

より

DJとHIPHOP

の方が分かり易いぞ。

「好きなHIPHOPミュージックやカルチャーを日本に輸入して見せて聴かせ、人と価値観を共有して共に楽しみたい」

ってことなら綺麗事も嘘も感じない。

純粋なHIPHOP好きな人達って思える。

ラッパーは言葉勝負だから余計うさん臭く感じるのかもね。

ウィキペディアによれば

『ヒップホップにおいて、ラップ、DJプレイ、ブレイクダンス、グラフィティは四大要素と呼ばれている』

って書いてある。

ラップ
DJ
ブレイクダンス
グラフィティ

これを全部「HIPHOP」で定義するなんて俺の頭じゃ無理だ。

更にウィキペディア

『ヒップホップ (hip hop) は、1970年代のアメリカ合衆国ニューヨークのブロンクス区で、アフロ・アメリカンやカリビアン・アメリカン、ヒスパニック系の住民のコミュニティで行われていたブロックパーティから生まれた文化。
hipはかっこいい(スラング)、hopは(ぴょんと)跳ぶ/跳躍するという意味で、アフリカ・バンバータは、音楽やダンスのみならず、ファッションやアートを含めた黒人の創造性文化を「黒人の弾ける文化」という意味を込めてヒップホップと呼称した。
これは1974年11月のことだったとされる。このことから、11月を「Hip Hop History Month」として祝う習慣がある。
単に「ヒップホップ」と言った場合、文化から派生したサンプリングや打ち込みを中心としたバックトラックに、MCによるラップを乗せた音楽形態を特に指すことが一般化しているが、これらは本来はヒップホップ・ミュージックあるいはラップ・ミュージックと呼ぶのが正しい』

もう分からない。

この支離滅裂な俺の自問自答

誰か答えに近づくための手伝いをしてくれないかなぁ

「HIPHOPとは何か?」

をさ。

どうしても日本人の言うHIPHOPは

HIPHOP風

としか思えないんだよね。

それとも

「HIPHOPとは何か?」

なんて面倒臭いことは言わずにお茶を濁しておいた方がいいのかな?

自称・HIPHOPアーティストの為にも…さ。

コメント

同じ日本人でもヒップホップを聴かない人からすると、奇異に映る行動があります。
逆にヒップホップのルールを知っていれば他国のラッパーでも何故そういう行動をとるのか理解出来ます。
なので、生きざま+ルールがヒップホップなのではないでしょうか?


話は変わりますが、最近某組長をdisしたと言われているラッパーがいますが、BIG BOSSはどう思われますか?
某組長からしてみたら、ラッパーの相手をするヒマはないという感じなのでしょうか。

Re: タイトルなし

> 同じ日本人でもヒップホップを聴かない人からすると、奇異に映る行動があります。
> 逆にヒップホップのルールを知っていれば他国のラッパーでも何故そういう行動をとるのか理解出来ます。
> なので、生きざま+ルールがヒップホップなのではないでしょうか?
>
>
> 話は変わりますが、最近某組長をdisしたと言われているラッパーがいますが、BIG BOSSはどう思われますか?
> 某組長からしてみたら、ラッパーの相手をするヒマはないという感じなのでしょうか。


HIPHOPは『生き様とルール』とのご意見。
ではHIPHOP独自の"ルール"とは何でしょう?
難しですね。

ラッパーからの某組長へのDISについてですが、正直その音源を私は知らないので曲そのものについての評価は出来ません。
ただ政治家や財界人という安全な相手へのDISとは違い、相手がヤクザの組長であるなら実質的なリスクもあるわけですからそれ相応の覚悟を持ってのことなのでしょう?




元々は「俺が最強」っていうのがヒップホップの精神だと思います。
凄い狭い地域で、顔見知り同士だった訳で、死者が出るような事は無かったんでしょう。
ルールというのは、「俺が最強」の表現の仕方だと思います。ある人は本を読んで最強の詩人を目指し、ある人は最強のアウトローを目指す事でジャンルが別れたんでしょう。
でも根本は「俺が最強」であって、ここで詩人系やオタク系やギャングスタが自らのスタイルこそが「最強」を表現するのに適している事を証明するために勝負する事になると思うんです。
これがスタイルウォーズであり、ヒップホップのルールなのではないでしょうか?

今となっては、ラップを乗せればすべてヒップホップなので、ヒップホップ特有の音の傾向は無いように思います。

Re: タイトルなし

> 元々は「俺が最強」っていうのがヒップホップの精神だと思います。
> 凄い狭い地域で、顔見知り同士だった訳で、死者が出るような事は無かったんでしょう。
> ルールというのは、「俺が最強」の表現の仕方だと思います。ある人は本を読んで最強の詩人を目指し、ある人は最強のアウトローを目指す事でジャンルが別れたんでしょう。
> でも根本は「俺が最強」であって、ここで詩人系やオタク系やギャングスタが自らのスタイルこそが「最強」を表現するのに適している事を証明するために勝負する事になると思うんです。
> これがスタイルウォーズであり、ヒップホップのルールなのではないでしょうか?
>
> 今となっては、ラップを乗せればすべてヒップホップなので、ヒップホップ特有の音の傾向は無いように思います。


なるほど。
『俺が最強』という考え方はとてもシンプルで分かり易いですね。
ナンバーワンを目指さないまでも当面の相手に対し「俺はアンタには負けない」或いは「負けたくない」というスタンス。
言ってみれば格闘家が表現する「最強」と似ているかもしれませんね。

「アンタには負けねぇ」という思いをラップで表現する。
HIPHOPが「自己主張」であることを考えれば少し理解に近づけそうです。

ただ、ラップ=HIPHOPという今の考え方にはどうしても腑に落ちません。
私自身、HIPHOPの定義すら理解していないくせに「コイツはラッパーではあってもHIPHOPじゃない」と感覚的に感じてしまう。

でも「じゃどのラッパーならHIPHOPだと思えるんだ?」と問われて自信をもって「コイツはHIPHOPだ」とも言えない。

大体そんな時は感覚的に「HIPHOPっぽいよね」と答えしまう。

私のHIPHOPへの理解はこの程度ですのでこうしてご意見頂けるとありがたいです。

No title

お久しぶりです。
4月9日は楽しませて頂き、誠にありがとうございました。
再び拙文失礼致します。

そちらの問題はHIPHOP九大要素まで含めて捉えてみると、
非常に分かりやすくまとまるのではと思います。

最初に提唱されたHIPHOP四大要素は、
「ラップ」「DJプレイ」「ブレイクダンス」「グラフィティ」でしたが、
後に拡大解釈され、
「ビートボックス」「知識」「言語」「服装」「起業精神」が追加要素として認識されるようになりました。

特に後述の四要素に関しては技術的なものではなく、
考え方やライフスタイルに関連する要素になってますよね。

この後述の四要素が重視される中で、
「HIPHOPは生き方」だという認識が
広がっていったんだと思います。

ラッパーさんの場合ですと、
当然ラップの技術の高さや表現力が問われますが

加えて社会で生き抜く為の知識を持ち、
ストリートファッションに着こなし、
ストリートスラングを使いこなし、
起業精神に満ち溢れた聡明でタフな人物であれば

「彼はHIPHOPな生き方をしている」「彼はHIPHOPだ」
と形容されるのではと私は考えております。

拙文失礼致しました。

Re: No title

> 加えて社会で生き抜く為の知識を持ち、
> ストリートファッションに着こなし、
> ストリートスラングを使いこなし、
> 起業精神に満ち溢れた聡明でタフな人物であれば
>
> 「彼はHIPHOPな生き方をしている」「彼はHIPHOPだ」
> と形容されるのではと私は考えております。
>

コメントありがとうございます。

上記の4つの要素についての疑問です。
まず『社会で生き抜く為の知識を持ち』といのは貧困とはほぼ無縁の日本人にはあまり当て嵌まらないのではないかと。
次に『ストリートファッションに着こなし』のストリートファッション自体がやはり日本では曖昧。
更に『ストリートスラングを使いこなし』のストリートスラングが英語のスラングを指すのであれば日本人にそれを使いこなせるとは思えず、または日本独自のスラング(隠語)は意識して使いこなすものではなく、その環境で自然と身につくものですからそれを使いこなせるか否かはあまり意味を持たない。
そして『起業精神に満ち溢れた聡明でタフな人物であれば』もHIPHOPに限らず事業を行うほぼ全てに当てはまるのではないかと思います。

HIPHOPを定義するにはHIPHOP独自のアイデンティティーは何か?から始めなければならないのではないでしょうか?

4/9とはイベントに来て頂いた方でしょうか?
でしたら改めて感謝します。

No title

「弱者が絶対的強者へ対する叫び。」
米国における黒人に対する人種差別が酷く、貧困社会から黒人達が願い・怒り・悲しみ・苦しみなどを書面などの公の形で表現する事を禁じられていた時代、己の声明文をリズムにのせ、音楽として世に叫ぶ事を始めた。
貧困生活に苦しむ人間が政治や国家に対する叫びを音楽やダンスで表現する文化=HIP HOP MUSICだと考え
同時にその苦しみ悲しみから抜け出した、または成り上がった(音楽・売人etc…で成功した)生き方をHIP HOPと言いたい。
日本という豊かな国では中々表現し辛いと思う。
・非常に豊かな国であるから。
・表現が自由である国だから。
・米国含め他国に比べ、貧富の差が少ないから。
・「表現の自由」と言いながらリアル過ぎると(ハートが弱い故)共感を得ない。
・貧困や苦しみから抜け出そうとする状況が少ない。
40年程前の学生運動時代における日本なら共感し得たかもしれません。
「人から批判される事を堂々と表現する」「人から批判される事を違う形で表現する」というなら日本でも存在しうるのかもしれない。
拙文大変失礼致しました。

Re: No title

コメントありがとうございます。

HIPHOPが生まれた時代のUSに比べ、日本は豊かで貧富の差もなく表現の自由も確保されている。
という貴方の文脈でひとつ理解できたことがあります。

「だから日本のHIPHOPは安っぽい」んだと。

"負"の感情や環境からの脱却を願う表現が本来のHIPHOPであるなら、日本人のほとんどが背負っている"負"はHIPHOPが生まれたUSのそれとは比べられないほど明るいもの。

"負"のスケールが違うんですね。

だから日本のHIPHOPマーケットも成長しないのかもしれません。

ただ、同じ"負"をこの日本で表現し続けている「ロック」が今も多くのファンに愛され、安定したマーケットを確保し続けているのは何故なのかと考えさせられます。

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埼玉under ground label
666CONNECTION BOSS

埼玉HIPHOPシーンで暗躍する最低で最悪な日本男児。

■イベント[666CONNECTION]主催
■イベントプロデュース、トラック制作、CD制作・販売、若手アーティストの育成などを行う。
■2014.9 1st アルバム[SAITAMA最前線]をリリース。
■2015.3 コンピレーション・アルバム[THA STREET VIBES]をリリース。

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